グリストラップの清掃・掃除方法、プロ業者のHACCP対応清掃テクニック

1.はじめに：厨房のグリストラップ清掃・掃除、自店で行う？プロに任す？

厨房のグリストラップ清掃・掃除を自店で行うべきか、業者に任すべきかは、厨房衛生管理における永遠のテーマと言えます。
自店で行う場合には、スタッフに多大な業務負担を強いてしまう点。
業者に任す場合には、新たなコストが発生しまう点が課題として挙げられます。
また、HACCP義務化による、食中毒への危機感や厨房衛生管理の難しさも皆様の悩みの種となっていることでしょう。

ただ、経験・実績共に豊富なプロ業者に委託すれば、グリストラップ清掃・掃除の準備から撤収まで1店舗約30分。
もちろん早いだけでなく、品質も高レベル。厨房内を汚すことなく、グリストラップを確実に綺麗にすることが可能です。
全国チェーンや複数店舗を展開する場合には、煩雑な管理・運用の手間の軽減も期待できます。
グリストラップの清掃・掃除を業者に委託する多大なメリットを感じていただけることでしょう。

2.厨房のグリストラップ清掃・掃除、HACCP対応のプロ業者の清掃方法とテクニック

それでは、HACCPに沿った衛生管理を徹底してグリストラップ清掃・掃除を行う、プロ業者の清掃手順とテクニックをご紹介します。
清掃後のグリストラップが綺麗になるだけでなく、清掃前の準備や清掃工程も美しい、安心かつ魅力的なテクニックが随所にあります。

2-1.事前調査

まずはグリストラップの清掃・掃除の実施前日までに、事前調査を行います。
担当者が各店舗を訪れ、グリストラップの大きさや設置場所、排水管の経路と過去の詰まりの有無などを細かくチェックします。
その後、店舗営業に影響が出ないよう、店舗の厨房衛生管理者様と清掃時間（夜間が基本）や作業詳細について打ち合わせを行います。

2-2.ウイルスを「持ち込まない」衛生管理を徹底

HACCPに則った厨房衛生管理とグリストラップ清掃の実現のため、「持ち込まない」を徹底。
訪問に使うバキュームカーは毎日清掃を行います。
また、清掃スタッフの健康や身だしなみ、手洗い・消毒も厳しく管理した上で、現場での清掃を実施します。

2-3.施設・店舗・厨房を「汚さない」養生を徹底

グリストラップの清掃・掃除は、バキュームカーのホースでグリストラップ内部の水を引き抜くことから始まります。
ホースを施設・店舗・厨房内に持ち込んでも汚れることのないよう、周辺をシートでしっかりと養生。
HACCPの「汚さない」を徹底します。

2-4.水の引き抜き・手作業で清掃

ホースでグリストラップ内部の排水や油脂、沈殿物（汚泥）を全て引き抜きます。
その後、バスケットや3槽の間の仕切り板、壁面・床面、
グリストラップにつながる配管・トラップ管の汚れを手作業で余す所なく清掃します。

2-5.汚れを一切「残さない」確認の徹底

清掃後は、汚れの有無や排水の流れを確認してから蓋を閉めて作業完了となります。
HACCPの汚れを「残さない」を徹底します。

2-6.報告書を作成・送付

後日、写真付きの作業報告書を作成してお送りします。

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3.おわりに:グリストラップから出る産業廃棄物の適正処理・マニフェスト管理も大切です。

清掃時に出る沈殿物（汚泥）は産業廃棄物のため、廃棄物処理業者との契約後、適切に処理することが求められます。
清掃業者が廃棄物処理の資格を保有していれば、清掃から処理まで一貫委託ができるため、コストメリットも得られるでしょう。
また、業者が電子マニュフェストや複数店舗の管理に対応していると、データ管理・運用面の負担も軽減できるはずです。

いかがでしたか？皆様が管理する店舗・厨房のグリストラップ清掃・掃除に加え、HACCPの遵守や産業廃棄物処理、
そしてそのデータ管理を高レベルで運用・管理することはとても難しいことです。
ただ、もしその全てに対応できる業者の存在があれば、貴社の厨房衛生管理を万全の状態へと導いてくれることでしょう。

こちらの記事では、グリストラップ清掃・掃除を自店で行う場合のポイントについて紹介しています。
是非、ご一読ください。

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