工場や商業施設、ビル、マンションの排水処理施設や除害施設。
施設内の調整槽やばっ気槽、沈殿槽などのタンクの多くがコンクリート製です。
頑丈で耐久性に優れているものの、年月の経過と共に
ひび割れ・水漏れといった不測の事態が起きてしまうことがあります。
日頃からタンクを維持管理している水処理メーカー様の皆様にとっても、
頭を悩ませる事案の1つではないでしょうか?

本記事では、コンクリートタンクの修理が必要になるサイン・兆候、
ひび割れ・水漏れの原因についてわかりやすく解説しています。

1.コンクリートタンクの修理が必要なサイン・兆候とは?

・壁に水シミや白い汚れ(白華現象・エフロレッセンス)がついていた
・塗装がポロポロと剥がれていた

排水施設内のタンクの点検・清掃時にこのような症状を発見したら、コンクリート内部に水が侵入している可能性が高いと言えます。
特に白華現象やエフロレッセンスを放置したままにすると、水がコンクリート内部の鉄骨まで侵入して躯体強度の低下を招きかねません。
また、ひびや亀裂の発生原因ともなり、更なる水漏れや躯体の崩壊や陥没につながりる恐れもあります。

ひどい場合、工場の稼働や商業施設の営業に影響を与えてしまうことは言うまでもありません。

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2.コンクリートタンクのひび割れ・水漏れの原因とは?

それでは、コンクリートタンクのひび割れ・水漏れの原因について解説していきましょう。

2-1.経年劣化・老朽化

年月の経過と共に、タンク表面の塗装や下地のモルタルの剥がれといった劣化はどうしても起きてしまうものです。
また、一般にコンクリート自体の寿命は約50年とされていますが、40年以上使用しているタンクの場合、
躯体内部にも何らかの劣化が発生している可能性は大いにあります。

2-2.汚水の影響(硫化水素・有機酸)

タンク内の汚濁物質や有機物の腐敗によって硫化水素が発生すると、
コンクリート表面の硫酸腐食が引き起こされ、ひび割れ・水漏れを招く場合があります。
また、コンクリートはアルカリ性のため、タンク内に発生した有機酸を原因として腐食が進行してしまうこともあります。

いかがでしたか?いずれのケースにおいても早期の対策を講じ、タンクの延命化を図ることがとても大切です。
こちらの記事では、コンクリートタンクの修理が必要になった際の対策と施工内容を紹介しています。
気になる方は、是非ご一読ください。

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