よくあるご質問
よくいただくご質問の回答をまとめました。
解決しない場合は、お気軽にお問合せください。
01
当社の業務について
- 緊急対応はできるの?
- 当社では排水管つまりの清掃・汚泥の引抜等、排水関連の様々な対応をしていますのでいざという時に安心です。まずはお電話ください。
- 作業や収集運搬の範囲はどこまで対応できるの?
- 廃棄物の収集運搬には各自治体の許可が必要となります。当社における許可範囲は以下のページをご覧ください。
許認可一覧はこちら
- 排水設備が地下だけど大丈夫?
- 地下でも大丈夫です。
- ◯◯は回収できる?
- 汚泥以外にも、工事廃材、薬品・製品廃棄物、重金属等、捨て方がわからないものがありましたら、まずはお問合せください。物に合わせた適正処理をご案内いたします。
- 明日回収をお願いしたいけれど可能?
- ご依頼の内容によってご対応できない場合もございます。
回収をご希望される物の種類、数量、ご住所、回収ご希望時間帯等、詳細を伺ったうえでのご対応をさせていただきます。
- あちこちに店舗があるけど対応できる?
- 当社のネットワークは、全国に広がっており、どこでも対応可能ですので、ご安心ください。
- 大量の汚泥に対応できる?
- 大型車(10t車)を複数台、長期工程など汚泥の数量、現場の状況に合わせた対応が可能です。
- 排水からいつもと違う臭いがするけれどなぜか。
- 臭いの原因は様々です。
施設の不良、故障、排水してはいけない薬品等を流してしまった等が考えられます。まずは現地にて詳細を確認させていただく必要があります。
02
用語・ルール
- 産業廃棄物ってなに?
- 廃棄物とは、「占有者が自ら利用し、または他人に有償で売却することができないために不要になった物」をいい、廃棄物に該当するか否かは「その物の性状、通常の取扱い形態、取引価値の有無および占有者の意思等を総合的に勘案して判断すべきものであること」と定義されています。さらに、これら廃棄物は、性状や毒性等により所管する法律が異なっています。
ほとんどの廃棄物は、廃棄物処理法により所管され、この法律では、「ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物または不要物であって、固形状または液状のもの」と定められています。
- 汚泥ってなに?
- 廃棄物の中でも、液状・泥状の廃棄物を総称して汚泥と呼び、産業廃棄物21品目のうちの1つになります。 日本の産業廃棄物の中で、最も排出量が多いのが汚泥です。平成24年度の廃棄物発生量が約3億7,914万トンで、そのうち約1億6,464万トン(43.4%)を占めていました。
汚泥と一言で言っても、発生する場所や工程によって種類が異なります。下水道汚泥、浄化槽汚泥、余剰汚泥、ビルピット汚泥、建設汚泥、脱水汚泥、ベントナイト汚泥、メッキ汚泥などとても多くの種類の汚泥があります。
また、汚水槽、浄化槽といったトイレの排水(し尿)が混じった汚泥は、一般廃棄物の汚泥に区分され、工場の生産工程から排水される汚泥や商業施設の雑排水槽で、し尿が混じっていない汚泥は、産業廃棄物に区分されるため、処理委託をする場合には、委託業者の許可区分を確認する必要があります。
- 水質基準ってなに?
- 水質の基準は、上水(飲料水)と下水(排水)それぞれに基準が設けられています。
上水(飲料水)の水質基準は厚生労働省にて基準が定められており、下水(排水)の水質基準は、環境省にて一律排水基準が定められています。 各水質基準の基準値は、環境省・自治体等のホームページをご覧ください。
工場・事業場等の規制(水質関係) - 埼玉県
- グリストラップってなに?
- 業務用厨房に設置が義務づけられている油脂分離阻集器(建設省告示第1597号)のことです。排水中の生ゴミ・油脂などを、阻集器と分離槽で分離して直接下水道に流さないようにするための装置です。
このグリストラップの管理を怠ると、溜まった生ゴミや油脂が悪臭を発したり、害虫発生の温床ともなります。
また、溜まった油脂が排水管に流れ込んで固まると、排水管が詰まり排水が逆流するという事故も起こります。
「二度と行きたくない飲食店」の要因のトップは、『悪臭・害虫』です。グリストラップを定期的にメンテナンスすることで、これらの問題を解消することが可能になります。
- グリストラップから出る油分等のスカム(浮上汚泥)は産業廃棄物?
それとも一般廃棄物? - 産業廃棄物です。
- マニフェストってなに?
- マニフェスト制度とは、排出事業者が産業廃棄物の処理を委託するときに、マニフェストに産業廃棄物の種類、数量、運搬業者名、処分業者名などを記入し、業者から業者へ、産業廃棄物とともにマニフェストを渡しながら、処理の流れを確認するしくみです。
それぞれの処理後に、排出事業者が各業者から処理終了を記載したマニフェストを受け取ることで、委託内容どおりに廃棄物が処理されたことを確認することができます。これによって、不適正な処理による環境汚染や社会問題となっている不法投棄を未然に防ぐことができます。委託処理をする産業廃棄物はマニフェストで管理することが法律で義務づけられています。
03
しくみ・処理方法
- 下水道のしくみはどうなっているの?
- ●下水道の種類
下水は、汚水(家庭や工場等からの排水)と雨水に分類されます。これを排除する下水道は、県や町が整備・管理しますが、規模や目的によっていくつかの種類に分類されます。
「公共下水道」
主に市街地の下水を排除・処理する下水道で、市区町村が整備・管理します。1つの市区町村単独で汚水を処理するための終末処理場を有する「単独公共下水道」と、流域下水道に接続し、汚水の処理をその終末処理場にまかせる「流域関連公共下水道」の2種類があります。
「流域下水道」
河川や湖の流域内にある複数の公共下水道からの下水を、行政区域を超えて収集・処理する下水道です。関係市区町村から出る下水を集める幹線管渠・ポンプ場と下水を処理する処理場は、原則的に都道府県が整備・管理します。
●下水道の排除方式
下水を排除する方式には次の2種類があります。
「分流式」
汚水と雨水を別々に集めて排除する方式で、汚水は終末処理場で処理し、雨水はそのまま川や海に放流します。
「合流式」
汚水と雨水を一緒に集めて終末処理場で処理する方式です。
●下水道の施設
下水道の施設には、次のようなものがあります。
「下水道管」
汚水を流すための円形の管であり、流量によって大きさは様々です。また、管の途中には、維持管理のためのマンホールを設置します。このマンホールには、地形的に自然流下では管が深くなる場合、マンホール内のポンプで汲み上げ、管の埋設深さを浅くするマンホールポンプがあります。
「排水設備」
公共下水道に汚水を流すために、各家庭の敷地内に設置していただく、管や桝などの設備で、公共汚水桝へ接続します。排水設備は下水道を使用される方で設置管理をしていただきます。
「公共汚水桝」
各家庭や事業所等から排水される汚水をまとめるための桝で、取付管へ接続します。下水道を使用される方の敷地内に、原則として1基設置し、町が管理します。
「取付管」
公共汚水桝から汚水を適切な状態で排水するための管で、下水道管へ接続します。取付管は町が設置管理します。
「ポンプ場」
下水道は、自然流下を原則としており、下水道管を埋設する場合、適当な地形勾配がなく、河川横断などの障害があると著しく深くなります。このような場合は、下水道管の途中にポンプ場を設け、一旦汚水を地表近くまで汲み上げます。
「終末処理場」
集めた汚水をきれいな水に生き返らせるための施設です。
- 産業廃棄物(汚泥)ってどう処理されるの?
- 汚泥の適正処理は、汚泥の性状・含有物・性質によって処理方法が異なります。
大量に発生する汚泥は、「脱水」「乾燥」「焼却」などの処理方法によって減量・減容化され、リサイクルに適しているものは、「発酵」による堆肥化や「固形化」による再生砕石にリサイクルされます。重金属等を含有しているなど、リサイクルに適さないものは、「焼却」「溶融」「固形」など含有物が溶出しないよう処理されたうえで、最終処分(埋め立て)されます。
- ビル内にある除害施設って何のためにあるの?
- 下水排水基準を超える排水を下水道に流さないため、工場や商業施設内に除害施設を設置し、下水排水基準値以下の排水を流す義務があります。
排水基準を守ることは、下水道管や下水道処理施設の負担軽減と最終的に放流される河川や海の水質悪化を防ぐことになります。
- よく汚泥のリサイクルで堆肥化って書かれているけど、
堆肥化ってどのように行われているの? - 堆肥(たいひ)化は、例えば生ごみや動物の糞が土の上に落ちたときに、何日か経つとこれらが土になってしまう自然の仕組みを利用したものです。汚泥の堆肥化の場合にリサイクル製品となる堆肥とは、農業や園芸で利用される土壌改良剤のことです。そして、汚泥の堆肥化とは、微生物の力を借りて、植物にとって有用な形に汚泥を分解することです。まず、微生物が働く環境にするために、汚泥の水分が多い場合は木屑などを加えたり、できた堆肥の一部を返送したりして、汚泥の水分量を調整します。次に、5〜14日間、汚泥に含まれる微生物、あるいは返送された堆肥中の微生物に汚泥を分解させ、またその過程で発生する熱で高温を維持し、汚泥に含まれる有害病原菌を殺菌します。多くの場合は、この過程中、空気を供給して微生物の活動を促進させます。さらに60日ほど常温において、常温で働く微生物に汚泥を完全に分解させると完熟堆肥が出来上がります。
●堆肥の効果は?
「土壌構造の改善」
微生物によって動植物が分解されたもの(腐食質)の粘性により、土の微粒子がくっつき合って塊をつくる(団粒構造)ことで、微粒子部分では水もちが良く、塊内部では空気を含む、植物の生育に都合の良い土壌ができます。
「肥料効果を高める」
団粒構造により、肥料成分が保持されやすくなります。また、堆肥そのものにも若干の肥料成分が含まれる場合があります(堆肥の原料によって、その成分や含有量が異なります)。
「有害物の阻止」
腐食質は、土壌中に微量存在する、植物にとって有害な金属(アルミニウム、銅、鉛、カドミウム)と反応して、植物に害を与えない形にします。
参考文献:『コンポスト化技術ー廃棄物有効利用のテクノロジーー』藤田賢二著 技報堂出版
- マニフェスト管理が煩雑なので代行してもらえないだろうか?
- マニフェストは、排出事業者に5年間保管する義務があります。マニフェストの数が多い場合は、電子マニフェストの導入をお勧めいたします。紙での保管が不要になる他、行政報告も簡略化されます。
- よくあるご質問
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- 産業廃棄物と一般廃棄物の見分け方は?
- マニフェストE票の返却はいつ?
- 浄化槽の汚泥(し尿)は、産業廃棄物?
- 汚泥はどのような車両で回収するのか?