お悩み・トラブル解決事例
【除害施設 槽清掃・汚泥処理】槽内 大量の油脂をまとめて清掃
大型商業施設における除害施設槽清掃の事例です。 除害施設に油が大量に流入、徐々に汚泥が溜まってしまい大規模な除害施設清掃を実施。 2日間、延べ10名の作業員を手配する大掛かりな清掃工事で、壁面に固着した油分の多い汚泥を高圧洗浄ではがし、 槽内をキレイにすることで水質を安定させました。
課題除害施設に油が大量に流入、徐々に汚泥が溜まってしまい...
ラーメン屋、レストラン、カフェ、フードコートなど複数の飲食店が入店している埼玉県内の大型ショッピングセンターを管理するお客様から、「下水放流のための除害施設はあるが、油が大量に流入するので徐々に汚泥が溜まってしまっているので、初めての大規模な除害施設清掃を実施したい」とご相談を受けました。
相当な量の汚泥が溜まっていることが予想されたため、2日間、延べ10名の作業員を手配する大掛かりな清掃工事を計画しました。
作業内容安全対策のうえスカム(油脂)の除去と槽内清掃
1.安全対策
作業開始前に、安全に槽清掃を行うための準備に取り掛かります。
酸素欠乏状態を防ぐため、送風機を用いて槽内に空気を循環させ、濃度を測定することで安全確認を行います。
2.スカム(油脂)の除去
除害施設は地下にあるため、吸引力が非常に高い大型のマグナスダンパー車を用意しました。
まずは槽の水面に浮いているスカム(油脂)を吸引したところ、なんと厚さが30cm以上もあることが分かりました。
3.手作業で槽内清掃
ある程度汚泥を吸引してから槽内に入り、壁にびっしりと張り付いたスカムをスコップで削り取っていきます。
配管にもスカムがこびり付いているので、ブラシで丁寧に落としていきます。
長い期間堆積していたスカムは完全に固着してしまっていたため、とても骨が折れる作業でしたが、大勢の作業員が協力して取り組むことでなんとか完了しました。
4.高圧洗浄と汚泥吸引
続けて、高圧洗浄車で壁から床まで洗浄していきます。
手作業では削り切れなかった固型化したスカムも、超高圧の水で剥がしていき、最後に残った汚泥をすべて吸い取り、清掃は終了しました。
収集した汚泥の量は40トンを超える作業となりました。
また、一連の工程は写真報告書にまとめて提出することで、お客様も槽内に入らずに状況を確認することができます。
お客様の声
かなりの量の汚泥が出て驚きました。大変な作業ありがとうございました。